ハスクバーナ 550XP-Mark2 不具合の事例 - エンジン(オートチューン)の不調
R4.8.22 続き⇒ハスクバーナ 550XP-Mark2 エンジン不調 その2
R5.12.6 続き⇒ハスクバーナ 550XP-Mark2 エンジン不調 その3
症状
始動時スロットル全開にしないと掛からない
アイドリングでエンスト ⇒ フルスロットルで再始動可能
機体を傾けるとエンスト ⇒ 再始動可能
突然エンストする
CST(診断器)で認識しない
以上のことからソレノイドが働いていない可能性が高くコントロールユニットかキャブレターの不具合かと思ったのですが・・・
原因はここでした
通常は保護チューブの中に収まっていますが、使用中の振動で保護チューブがずれてキャブレター室入り口付近のボディ・パーティングラインのエッジに接触していたと思われます
この部分、保護チューブの中なのでボディに接触しているとは考えにくい事と点検・調査でハーネスを触ると保護チューブが元に戻って隠してしまうので、原因箇所の発見がとても難しいと思います
ソレノイド(電磁弁)は高回転時に何らかの故障で電源喪失になった時も燃料を出して潤滑性を維持するために電圧を掛けない時は全開の状態になっています
なのでコントロールユニットが働かないと燃料を出しすぎて吸い過ぎになってしまいます
何をしてもエンジンの調子が悪い場合はどこか配線がショートしてるかもしれませんね
追記:別の機体(R3年8月納品)で同じ症状が出ました
症状
エンジン始動可能
空ぶかし可能
軽負荷では異常なし
高負荷時にエンスト(ストップスイッチを入れた感じ)
再始動可能
機体を寝かせるとCST認識しない
同じくハーネスの被覆ハゲで機体を傾けたときにボディに接触していたようです
個体差もあるかも知れませんがこの症状は販売数に対して頻度が高めな感じがします
原因の特定が早まりますので修理の際にはこの箇所の点検もしておいたほうが良いですね
R4.3.19 追記:ほぼ全数補修しました(@_@;)
R4.8.22 続き⇒ハスクバーナ 550XP-Mark2 エンジン不調 その2
R5.12.6 続き⇒ハスクバーナ 550XP-Mark2 エンジン不調 その3
大変参考になりました。
私も同僚の同機種も、まる2年にて同じ症状でした。
こちらのページの情報で救われました!ありがとうございます。
勉強になりました。ハーネスを保護する為に使用されている接着剤(白い)の製品名を教えて頂けないでしょうか??